Michaël Borremans, Girl with Hands 2, 2013
       

ミヒャエル・ボレマンス「Girl with Hands」

2014年1月11日(土)- 3月1日(土)
11:00–19:00
日 / 月 / 祝日休廊

* 2013年12月28日-2014年1月10日は冬季休廊
[オープニング・レセプション 1月11日(土) 18:00〜20:00 作家来廊]

この度ギャラリー小柳では、2014年1月11日(土)から3月1日(土)の会期で、ベルギー人アーティスト、ミヒャエル・ボレマンスの個展「Girl with Hands」を開催いたします。

ミヒャエル・ボレマンス(Michaël Borremans)は1963年、ベルギー中西部のヘラールツベルヘン生まれ、現在はゲントで制作活動を行っています。1990年代半ばよりグループ展などで作品の発表を開始して以来、国内外の美術館やギャラリーで個展を開催。その作品は、ニューヨーク近代美術館やパリ市立近代美術館をはじめ、世界の主要美術館に収蔵されています。2010年にはベルギー王室の委嘱を受け、ブリュッセルの王宮の一室に絵画作品で構成されたインスタレーションを手がけました。日本では2008年にギャラリー小柳で個展を開催、2011年の横浜トリエンナーレにも出品しています。

フランドル絵画の伝統を想起させるような、精緻な技術で描き出されるボレマンスの作品には、静謐な時間と、どこか謎めいた雰囲気が満ちています。そこに配された登場人物たちは、しばしば意味のない儀式的な作業や動作に没頭しています。その情景は、リアルに見える一方で、映画や舞台のセットのような非日常的な印象を与え、現実と非現実世界の境界線に立たされる鑑賞者の心のなかに、残像として深く響き渡るのです。近年には、絵画と同化するような映像作品も手がけ、さらに創作の幅を拡げています。

ギャラリー小柳での二回目の個展となる今回の展覧会では「Girl with Hands」と題して、ボレマンスが初めて単一モチーフの連作だけで構成する野心的な展示を行います。意味のない手作業に没頭する少女の8枚のペインティング。それらは単にポーズがそれぞれ違うだけでなく、描き方や筆致、光の具合、時間の流れ、少女の存在感から鑑賞者との心理的な距離まで、驚くべき豊かなヴァリエーションを生み出しています。さらに、今回の展示にあわせて再編集された映像作品も加えられ、深く静かなボレマンスの創作世界が完成します。

なお、同じく1月11日より、ボレマンスのアジア初の美術館での個展が原美術館(東京)で開催されます。完成作の少ないことで知られるボレマンスの主要な作品30点余りを展覧するまたとない機会となることでしょう。また2月末には、京都造形芸術大学の企画により、建仁寺 両足院(京都)でボレマンスによる初めての墨絵によるドローイングが展示されます。


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