須田悦弘

2026年11月4日(水)ー 2027年1月16日(土)
作品集『須田悦弘』出版記念レセプション&ブックサイニング 11月28日(土)17:00–19:00
12:00–19:00 日/月/祝日休廊

冬期休廊:12月27日(日)ー1月7日(木)

ギャラリー小柳では、2026年11月4日(水)から2027年1月16日(土)の会期で、須田悦弘による個展を開催いたします。ギャラリー小柳での個展は3年ぶり、6回目の個展となる本展では、新作を中心とした作品群で展示を構成します。
須田悦弘は1969年、山梨県生まれ。現在は東京に拠点をおいています。本物と見紛うほど精緻な草や花の木彫をつくり、それを思いがけない場所に設置して空間全体をインスタレーションとする作品を制作しています。部屋の片隅や、壁や床のわずかな隙間に配された須田作品は、見る者の視点を大きく転換し、空間に対する眼差しを研ぎ澄まさせるのです。

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空間に配された須田作品により、建築を新たな視点で知覚するという働きの好例は、東京都庭園美術館「旧朝香宮邸を読み解くA to Z」展(2024)や渋谷区立松濤美術館「須田悦弘」展(2024)に見ることができるでしょう。旧朝香宮邸に添えられた須田の草や花は、鑑賞者の視点を往時のアールデコの意匠のディテールへと誘い、松濤美術館に散りばめられた須田のインスタレーションは白井晟一の美術館建築と共鳴しました。
杉本博司のディレクションが記憶に新しいギャラリー小柳での前回の個展「補作と模作の模索」(2023)では、杉本が選んだ骨董の器を「場」として須田が作品を制作しましたが、今回の個展では須田が2015年に改装されたギャラリー小柳の空間を改めて見つめ直し、自身のインスタレーションを展開します。須田の創作の真骨頂とも言える、作品と空間との対話をお楽しみいただければ幸いです。
また、展覧会の会期中には待望の作品集『須田悦弘』が刊行されます。2010年に出版された作品集以来の包括的なモノグラフとなる本書は、須田の最初期から最新のプロジェクトまでを網羅する大冊となります。11月28日(土)午後5時から7時まで、ギャラリー小柳にて本作品集の出版記念レセプションを開催、須田悦弘が在廊してブックサイニングを行います。ぜひ展覧会とあわせて作品集もご紹介いただけますよう、ご案内申し上げます。

須田は国内外の主要な美術館で展覧会を開催してきました。主な個展に、ミュンヘン州立版画素描館(2025)、渋谷区立松濤美術館(2024)、千葉市美術館(2012)、ホノルル現代美術館(2009)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2006)、国立国際美術館(2006)、パレ・ド・トーキョー(パリ、2004)、アート・インスティテュート・オブ・シカゴ(2003)、原美術館(1999)などがあります。
2027年には神奈川県立近代美術館 葉山で須田悦弘の個展が開催されます(会期:2027年3月13日-6月13日)。同館が所蔵する近代美術コレクションから須田が作品を選び、それに呼応するインスタレーションをつくり出します。海と山に囲まれた葉山にある大空間での須田の展示にご期待ください。

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